トランスメディア提供アイコン01 世間の車窓から(2007.10.07・急)

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「一都六県大回りの旅」、いよいよ最後の章・怒涛の千葉県編です。
我孫子駅では乗換に14分の余裕があるものの、ここではトイレと食事を済まさなくてはなりません。
トイレはなんなくすませられましたが、食事の方は意外な展開が待っていたのでした。

それでは「一都六県160円大回りの旅・急:
『成田』とくれば『山』と『空港』と『三樹夫』だよね編」
をどうぞ。



●『鶏になってこい!成功を祈る!』
トイレを済ませた後、残り時間は10分ほどありましたが、食事は立ち食いそばを予定していました。
立ち食いそばといってもただの立ち食いそばではありません。
その昔、駅弁を売っていたころは画家・山下清が働いていたという弥生軒の唐揚げそばです。
なんでも唐揚げが2個はいったボリュームたっぷりの「唐揚げそば」は有名で、このそばを食べることを表現した「鶏になる」という言葉すらあるそうなのです。
最初は成田駅で万葉軒の漁り弁当でも買って食べようかとも思っていましたが、1000円と高いのと木更津周辺でしか買えなさそうな弁当がはたして成田で買えるだろうかという不安もあったのでこちらにしました。

とにかくあと5回は頻繁に乗り換えをしなければいけないため、体力補充のためにもここでの食事は欠かせないのでした。
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ちょうど成田線のホームに弥生軒はありました。そばを作る時間などを想定しても5分ぐらいで食べきらなければなりません。早速券売機で唐揚げそば(2個入り)の券を買います。超人気メニューなので休日は確実に食べるなら16:00前までに来ないといけないそうなのですが、なんとか売切れ直前に注文できました…ところが!
いそいでいたので写真が撮れなかったのですが、1個に胸肉一枚使ってんじゃあなかろうかというドでかい唐揚げが2個、丼を覆うように乗っていたのです!
一瞬躊躇しましたが迷ってはいられません。とにかく箸を付けるのみです。なんとか急いでかきこみました。

これもおいしい!そばも唐揚げも十分おいしいです!ゆっくり味わっていたいのですが、そうもしていられません。とにかく急いで食べて食べて食べまくります。私を端で見ていたら宮崎駿監督のアニメも真っ青の食べっぷりだったでしょう。
食べているのは唐揚げそばなのですが、味わっているのは天国と地獄なのです。

なんとか5分ほどで食べきりましたが、すごく胃が重いです。でもこれで後の行程はなんとかこなせます。

●我孫子16:46→成田17:27(成田線)
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もたれ気味の胃を気にしながら座席に座り、成田を目指します。とにかく40分は動かなくても大丈夫なのです。
途中、フト窓をみるときれいな夕日が見えました。あいにくシャッターチャンスは逃しましたが、そろそろ今日も、そしてこの旅も終盤なんだなとしみじみしてきました。

●成田17:38→佐倉17:52(成田線)
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成田到着後は一旦佐倉方向の成田線へ乗り換えます。既に日は落ち、夜の帳が降りかかっていました。
ただ、乗り換える列車が同じ成田線のせいか、列車を間違えそうになりました。乗り換え時簡に余裕があったのと、駅員さんに聞けたことでなんとか亊無きを得ましたがチョッとやばかったです。
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佐倉方面への列車に乗っていると、車内アナウンスで思わぬ情報を入手。なんと想定よりも一本早い乗換列車があるそうなのです。しかし乗り換え時間はたったの3分。
さあ、運動会です!


●佐倉17:55→成東18:21(総武本線)
実は佐倉での乗り換えは記憶がおぼろげなのですが(^_^;確かまだもたれ気味の胃を抱えて階段かエスカレーターを駆けあがり、急いで別ホームに降りたと思います。
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なんとか乗り換えは成功。しかし列車内はほぼ満員。外はもう真っ暗で車窓も楽しめませんが、私は立ったまま時刻表を開いて次の東金線への乗り換えを調べますが…乗換時間は2分しかありません…

また運動会です!


●成東18:23→大網18:44(東金線)

成東到着直前、総武本線車内で注意深く車内アナウンスを聞くと、東金線は「0番線」から出るということでした。この列車が止まるのは1番線。階段の昇り降りがあるとアウトかもしれないな…と不安になりながらも列車は成東に到着。
すぐに列車を降りますが、階段が遠目のところにあったのでもうだめか…と思ったら、0番線は降りたホームの反対側の端にあったのです。なんとか乗り換えはつながりました。
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写真も撮れましたがすごく慌てていたのでぶれまくっています。この直後に列車に飛び乗りました。

夜なのとダイヤが薄い路線のせいか、東金線の車両はあまり人が乗っていませんでした。ボックスシートに座り窓の外を見ても、田畑が多いのでしょうか、真っ暗で何も見えません。まぁこれはこれで味があります。
そんな感じで列車に揺られながら大網に到着。
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この路線のことは全く知りませんがやはりローカル線なんでしょうか。ホーム回りも寂しいです。
ここでは乗り換えに余裕があるのでトイレによってから外房線のホームへいきます。走ってばっかりだったので歩いてゆっくりと。

●大網18:58→蘇我19:17(外房線)
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打って変わって外房線ホームは豪華です。屋根、壁、広告、自販機、ベンチ、なんでもあります。
時間があったのでベンチに座り、カバンから最後のミルクコーヒーをとりだし飲みほします。
数分後、到着した列車に乗り込みます。ボックスシートに座りますが窓の外は暗くてよく見えないし、蘇我までホンの数駅だったのでこの間のことはあまり覚えていません。(^_^;
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そして蘇我に到着。最後の乗り換えです。

●蘇我19:23→東京20:15(京葉線)
蘇我での乗り換えは急ぐほどでもないですが、少しホームが離れていたのでやや早足で移動します。
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この写真に写っている列車に乗って東京まで行きます。

こちらの車窓はショッピングモールなど、夜の中でライトアップされた様々な巨大施設を見ることができした。そして舞浜。休日というのもあってか若い女性を中心に人が多めに乗ってきました。そう、おそらく某ねずみーランドからの帰宅客です。みな楽しい思いをしてきたのでしょう、うれしそうな顔をしています。対照的に私はすこし疲れた顔をしていました。しかし私は彼らに負けてはいないつもりでした。
彼らは高い金払ってもねずみーランドのアトラクション全てを一日で味わえませんが、私はたった160円で一都六県の様々な場所を走る列車を一日で味わえたのですから!(バカ)
そう思っているうちに車窓にあるものが映りました。
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葛西臨海公園駅付近で見れる、様々に色を変える観覧車です。これが見えたら東京駅まであと少しです。

やがて路線は地下へ入り、やっと東京へ到着。
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長い長いみちのりでした。そして長い長いエスカレーターをふたつ昇り、最後の関門へ赴きます。
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朝買った切符はもう自動改札を通れません。駅員さんに今までの旅程を説明して改札をでなければなりません。
ドキドキしながら窓口へ行き、「あの、大回りしてきたんですけど…」と、切符と行程表を駅員さんに見せて解説します。しばし後、旅程を理解してくれた駅員さんは
「ご説明、ありがとうございました!」
と微笑んで改札を通してくれました。
これで一都六県大回りの旅、達成です!


…しかし…

●戦いはこれからだ
一旦改札を出た直後、また切符を買って改札を入ると本当の最後の戦いが待っていたのでした。
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そう、京葉線のホームから山手線のホームまでの長い長い、本当に長い地下通路を移動しなくてはならないのです。列車では無く自分の足で。
もう結構疲れているのですが、私はくじけません。この歌を思い出しながら、本当の帰途へとついたのでした。

人生勇気が必要だ

挫けりゃ誰かが先に行く

後から来たのに追い越され

泣くのがいやならさあ歩け


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by AshikaRecord | 2007-10-08 22:57 | 雑記

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