トランスメディア提供アイコン01 コミケ68夏コミレポート         江東区の守護者 その2

暑い炎天下を並びぬくのがコミケだ。
天候とは参加者を痛めつける現象に他ならない。
並びぬいてこそ同人誌が得られるのだ。
覚えておけ、所詮、コミケ参加者などというものは
物好きにすぎない。
そうでなければならない。
ただ時たま、根性などという
くだらないものを求められるだけだ。
なにか質問は。






8月13日(コミケ二日目)

●2:30

起床。
本当は前日同様大崎駅からのりんかい線始発を利用するため3:00でも良かったのだが、最終日の計画に体を慣らすため早めに起きる。
まずは外に出て懸案の天候を確認。まだ雨が降っていたが、豪雨も雷も去ったようだ。少し安堵した後ネットで軽く情報収集の後朝食。
食事後は前日同様淡々と装備をチェック。ただし同人誌を入れるために防水のためのゴミ袋を増やし、AMラジオを装備から外す。
そして前日同様4:45に家を出る。この後はほとんど前日と変わりがない。
私鉄に乗り、山手線に乗り換え、大崎駅でりんかいせん始発を待つ。
ただ違うところといえばsuicaではなく、切符を使って乗り込んだところだろうか。これで国際展示場駅改札でのトラブルを未然に防ぐ。
十数分後に始発到着。これまた前日同様に座席に座り、国際展示場に到着するのを待つ。

●5:55~
国際展示場駅到着。
人の波に飲まれながらエスカレーターを上り改札を通る。切符なのでsuicaのタッチ加減などを気にせずに容易に通過する。
suicaは乗り越し計算などを気にせずにJRとりんかい線の乗り入れができる便利なアイテムではあるが、急ぐ始発組にとっては改札でのトラブルが少々厄介な未確定要素でもある。
まだ雨が降っているので傘を差し、準備会スタッフの誘導に従い西待機場へ。
今回は第一目標になっている東館サークルの、開場直後の販売制限を如何にやりすごすかが課題となっている。そのためビッグサイトまでのルートを意図的にりんかい線始発にした。他にも早くビッグサイトに来れるルートはあったのだが、それだと待機列の先頭近くに並んでしまい、結果サークルでの行列でも先頭集団に食い込み販売制限をモロに喰らってしまう。
そう計算してこそのりんかい線始発だったのだが、またしても甘かった。
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以外にも、ビッグサイトのシンボル・逆ピラミッドを間近で見れるやぐら橋の真上、つまり待機列の先頭集団に食い込んでしまった。これは大きな誤算だ。思えば昨夜の嵐で徹夜組が退散してしまったのかもしれない。
とにかく大幅な計画変更を迫られた。仕方がないので、第二目標にしていた西館のサークルを第一目標に繰り上げ、その後とって返すように東館へ向かうことにする。こうすることで何とか時間を稼ぐ算段だが、あとでこの判断すら甘かったことを思い知らされる。
嵐が夜に過ぎ去ったせいなのか雨も小降りと小休止を繰り返すようになってきた。とりあえずカバンをゴミ袋に入れて防水し、ワンザ有明の開館時間を待つ。

●6:40~
前日同様ワンザ有明へ赴く。開館と同時にサブウェイへ一番乗りしサンドイッチを購入。しかし肝心の相席が見つからない。立ち食いか?と思ったそのとき、「ここ、空いてますよ」という親切な方の声が。遠慮なくすわらせてもらうと、その相手が「その代わり10分ほど席取っといてもらえません?」と交換条件を出してきた。どうやらこの方はこれから食べ物を買いに行くようだ。しばし考えた後条件を受け入れる。コミケではこういう持ちつ持たれつな関係も大切なのだから。
サンドイッチを食べ切り数分待つと、予想より早く相席の相手が帰ってきたので、軽くお礼の挨拶をした後即座にトイレへ。用を済ませた後は即座に待機列へ戻る。
待機列では「プレイやん」で時間つぶしをしながら待つ。前日同様8:45ごろから周囲があわただしくなり9:15には移動が始まった。

●9:30~
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西館入り口の、エスカレータ付近まで進む。窓の外では企業ブースへ赴く一般参加者達の姿が見える。ここで開場を待つのかと思いきやまだまだ進む。
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なんと西1・2館両サイドをつなぐ広場まで来た。どうやら本当に本当の先頭集団にきてしまったようだ。これではあまり時間を稼げないかもしれないとこの時点では思ったがとにかくやるしかない。9:45頃に井上陽水の「夢の中へ」が流れ、10:00に開場の放送と、沸き立つ拍手。そして戦慄する自分。

●10:00~
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既に前回の冬コミで体験済みだが、西館は開場直後は一旦外に出て遠回りしてから入場させられる。まぁ時間稼ぎが目的なのでややゆっくりと進む。西館に入った後は目当てのサークルへ。しかしここでも予想外の自体が。
マイナーな西館のミリタリー系サークルで行列ができているとはッ!
しかしよく考えておくべきだったかもしれない。なぜならこのサークルではとある漫画家さんが単行本最終巻未収録の話を同人誌にして、しかも委託先行販売すると言う情報があったためだ。とにかくこれはミリタリー系サークルに行列はできないだろうとたかをくくっていた自分のミスだ。10:10ぐらいには切り上げられるだろうと思っていたがその予測をさらに10分オーバーしてしまった。とにかく本は購入できた。急いで東館へ行かねば。

●10:30~
そしてさらに予想外の事態は追い討ちを続ける。
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既に長過ぎるほどの行列ができていた。ちなみにこの行列が目標としているサークルは写真の中心やや左上の黒い部分なのだが、この行列はさらに奥の東館の端まで続き、さらに折り返して黒い部分の手前まで続いているのだ。前日の予測では「10:20か10:30頃に並んで30~40分後に限定解除&購入」というシナリオを描いていたが全く持って甘かった。まだ限定がきていて欲しいと言う願望も、周囲からの「限定が解除された」というクチコミ情報で打ち切られる。この状態では直前で売り切れを覚悟しなければならないかもしれない。ある意味絶望的だがそれでも「何が転進だ莫迦野郎」の精神で並び続けるしかない。唯一の救いは雨が上がっていたことだが、時折雲の切れ目から陽が射し、一般参加者達の体を焼く。とにかく長期戦に備え「プレイやん」を取り出す。体温を下げるためエビアンを飲もうとするが前日同様あまり解けてない。凍らせてなかったパック入りアイソトニック飲料に切り替え、コーヒービートをつまみながらとにかく並び続ける。

●それは恋にも似て
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1時間後。やっと折り返したところ。
思えばこのサークルとはコミケ一般参加をし始めたころから因縁がある。
最初に並んだときは2時間以上も並んだ挙句新刊購入失敗&委託本のみ購入と言う結果に終わり、またその後も1時間近い長い行列と販売制限に苦しめられてきた。毎回このサークルを如何に攻略するかが生きがいになっているといったら過言かもしれないが、その意識は敵意を通り越し恋情に近いものがあるのかもしれない。いや、これも言いすぎか。
続々と目当てのブツを購入していく一般参加者達を尻目に、購入失敗の不安と戦いながら30分後にブース前に到着し、なんとか目当てのブツをゲット。

●12:00~
しかしこの大きなタイムロスはその後の計画の大幅な変更を余儀なくされた。もはや流し見&いいものがあればゲットを予定していたサークル群の巡回はカット、ブツ購入が確定していたサークルのみを攻略しまくる。なんとか30分にタイムロスを押さえ、再び西館へ。
こちらでもブツ購入を予定しているサークルだけを攻略。しかし先に東館を攻略していたらあの委託本は購入できなかったと思えば計画変更は結果オーらいだったようにも思えた。
何とか時間とお金をセーブしながら最終目標である社怪人日記のharuhicoさん主催のサークルブースへ赴く。
合言葉を言って替え歌集をもらうだけではなんだか気まずいので、まず競馬の同人誌を取ってみたが、スクラッチくじ以外バクチをやらない私には何がなんだかわからず購入断念。しかし「シュミ特大事典」の方はミョーなノリの漫画「幕張」を覚えていたのと中身が面白かったので購入。ついでに合言葉も言って替え歌集もいただく。数分しか談笑できなかったものの、予想とは裏腹にharuhico氏は穏やかな方で親切に対応していただいた。
翌日のこともあるので詫びながらブースを離れ即座に西館を後にする。

●13:00~
ワンザ有明で昼食をとった後、りんかい線に乗って帰宅。
明日開場で合流する予定の知人に連絡を取り、この二日間で購入したブツを引き取りに来てもらうよう要請する。ブツの中に本以外の壊れやすいものがあり、あの三日目の混雑の中でとても無事に持ち歩けるとは思えないための処置である。
一旦1時間ほど寝た後、知人とのブツ受け渡しに赴く。知人としばし談笑と情報交換した後帰宅。丁度そのとき夕立が降り始め激しい雨が降ってきた。
テレビなどで明日の天気予報を見るとだいたい「晴れ時々曇 予想最高気温33度」というもの。明日は前二日と打って変わって暑さに耐えねばならないようだ。
19:00以後、まだ雷のゴロゴロと言う音がするため気になって外に出てみると雨は上がっていた。雷だと思っていた音はどーやら花火の打ち上げ音らしい。思えばコミケ二日目はしばしばお台場の花火大会とかぶるのだった。
ともかく雨の心配がなさそうなのを確認すると、ネットなどで最後の情報収集を行い、翌日の装備を準備して、20:00頃本格的に就寝。
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by AshikaRecord | 2005-08-16 21:05 | コミケ68夏コミ2005

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