トランスメディア提供アイコン01 『ルルイエの館にて死せるクトゥルー夢見るままに待ちいたり』(大瀧啓祐訳)

ヲタクが抑えておくべき小説の一つであろうといわれている(?)「クトゥルー(クトゥルフ)神話」。それを裏付けるPOPが秋葉に出現!?

アキバBlog:「メシを食うな ラヴクラフトを読め!」
「メロンブックス秋葉原店には創元推理文庫のラブクラフト全集1~7があり、7巻には「メシを食うな ラヴクラフトを読め!」と書かれたPOPもあった。また2巻、4巻~7巻にはスタッフの手書きPOPがつけられていた。

「空の境界」や「ヴァンパイヤー戦争」にはラブクラフト全集のような手書きPOPはついておらず、ラブクラフト全集にやたらと力が入っている感じ。」
(上記記事より一部抜粋)


ラヴクラフト(ハワード・フィリップス・ラヴクラフト。 H.P.ラヴクラフト、HPLと表記されたりする 1890~1937)とはアメリカの怪奇幻想作家です。彼はそれまで古城や廃屋、深く暗い森などに限定されていた怪奇小説の世界を一気に全宇宙にまで押し広げた、「クトゥルー神話」と言うべき小説群を創作しました。(もっともこれらの作品群を「神話」のように体系付けたのは友人の作家オーガスト・ダーレスという人物だそうです。)
ラヴクラフトの死後もこの神話の設定を用いた小説がアメリカのみならず日本でもいくつか書かれています。

で、私もクトゥルフ神話が好きなんですが…元祖ラヴクラフトの小説は、文書がくどくて、はっきり言って読みにくいです。(^_^;
実際私が読んだラヴクラフトによる小説は5本も無いです。(^_^;
また、一部の作品にはラヴクラフトが持っていた白人優位主義的な有色人種への偏見が見られたりします。

しかしだからと言って作品がつまらないというわけでは決してありません。
先に「くどい」と書きましたが、存在しないものをあたかも存在するように感じさせる執拗な細かい描写は本当にスゴいです。
また、異形の神「クトゥルー」を始めとする様々な奇怪な存在と、当時の先端科学の学術的な描写などを織り交ぜて物語をつむいでいく所など作家としてもそれなりの技術を持った人でした。これは長編「狂気の山脈にて」に如実に現れています。(最もかなり昔に読んだのでうろ覚えですが。(^_^;)南極大陸へ赴いたミスカトニック大学探検隊が、突如南極に出現した、ヒマラヤさえ凌駕する山脈で発見した恐るべき真実とは?
個人的にもかなり好きな作品です。

とりあえず現在入手が容易そうなのは、上記リンク先でも紹介されている、東京創元社「ラヴクラフト全集」でしょうか。「メシ食うな」とまでは申しませんが(^_^;、興味をもたれた方はご一読の程を。

あと日本で書かれたクトゥルー神話というと、これまた結構色々あるんですが(最近では「デモンベイン」というゲームもクトゥルー神話が題材になっていると聞きました。)個人的なオススメは菊地秀行の「妖神グルメ」(朝日ソノラマ)でしょうか。
ラヴクラフト作品の雰囲気を十分にかもし出し、さらに菊地秀行ならではの破天荒で面白いストーリー仕立てで、ホントに面白い作品です。初心者にもオススメの一冊。
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by AshikaRecord | 2005-03-13 23:16 | 本・雑誌

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