トランスメディア提供アイコン01 コミケ67冬コミレポート         SNACK EATER その2

「コミケカタログを見てもタイムリミットは4時。
 順調に行けば数万円で終わるミッションだ。」
「夕食には帰れそうだな。」
「もし数万円で済まなければ…
 夕食だけではなく朝食も、
今後の食事はスナック菓子ですますことになる 。」






12月30日(コミケ二日目)

●02:00

起床。昨日のメニューが軽めだったおかげで疲れも残らずに目覚めることができた。
昨日と同じく黙々と朝食をとり、ネットやテレビなどで情報収集。天気予報は「晴れ」。だが最低気温2度で風があるらしい。今日も寒さが厳しいようだ。
カバンの中の装備をチェックし03:10ごろ家を出る。まだ近所の私鉄が走っていないので最寄の山手線某駅まで歩いていく。
03:50ぐらいに駅に到着。まだシャッターの閉まっている改札でしばらく待つ。04:10ぐらいに券売機や改札のシャッターが上がる。切符を買い山手線始発を待つ。数分後に始発が到着し乗り込む。
ミッション開始だ。

「降下地点リリースポイントに接近中…」
今日のメニューは外周サークルが三つもあってかなりハードだ。りんかい線始発や東京駅発京葉線始発+新木場駅からタクシーで現地へ赴いたとしても不安がよぎる。そのため今回は「田町からタクシー」という強攻策で行く。3千円近いお金が飛ぶが、そのために前日はかなりお金をセーブした。
数分で山手線は田町に到着。急いで降りて改札を出る。タクシー乗り場へ行くとタクシーは一台しか来ていない。そして乗る客も自分一人。始発で来たのもあって降りる一般参加者の同志がかなり少ないようだ。
とにかくタクシーに駆け寄り、運転手さんに「ビッグサイト、道わかります?」と聞く。しかし運転手さんは一瞬返答をためらったようだった。しまった!道に不慣れなハズレのタクシーか!?と思ったが「…有明のですよね?」と返してきた。一応道は知ってるらしいので乗り込む。

「…あの男、素人か?」
しかしその後タクシーの中ではお互い無言。どうやらこの運転手さんは昨日と今日コミケが開催されているのを知らないらしい。だが珍しいことではない。私見だが、タクシーを頼む一般参加者はどうやら東京駅や新木場駅に多いようで、そこでタクシー乗り場へ行くと訳知りの運転手さんの乗ったタクシーが数台待っている。慣れた運転手さんになると「東?西?」と待機場の方まで聞いてくるらしい。しかしこのことを知らない運転手さんにとっては、まだ夜も明けぬ時間にビッグサイトに行く客が来ると返答をためらってしまうのは無理もないことだ。
そんなこんなでレインボーブリッジを渡り、有明へ。04:50前にはビッグサイト付近に到着。交通整理のコミケ準備会スタッフに捕まるとタクシーの停車場へ誘導されて遠回りになるので、手前のワンザ有明付近で降ろしてもらう。料金は深夜料金で割り増しだが、なんとか2700円弱で来れた。

●04:50
準備会スタッフに西側待機場の最後尾位置を聞き、やや早歩きで急ぐ。
誘導ライトや「最後尾」看板についている明かりを頼りに最後尾へ。やぐら橋のまん前に並んでいた集団の中へ並ぶ。どうやら徹夜組集団のすぐ後ろへ並べたようだ。ひょっとしたら昨日の雪のおかげで徹夜組が少なかったのかもしれないが。カバンから折畳みシートを取り出し、広げて座る。冬の冷たく硬い路面に直接座るよりはこの方が疲れない。一旦落着けたせいかもしれないが立つとやっと風があるのに気づく。それともこの場所が海辺にあるからなのだろうか。とにかく寒い。しかし人ごみの中にいると熱気のせいか少し寒さが和らぐ。
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辺りはまだ暗い。わかりにくいが上の写真の右側前方には既に公衆トイレへ並ぶ行列ができている。

「こちらスネーク。大佐、聞こえるか?」
早速携帯で今日は参加する予定の知人へモーニングコール。風の事も付け加えておく。チョコをつまみ、公衆トイレへ。08:45の待機列移動後は外周サークルなどを攻略し終わるまでトイレに行く機会がないのでこまめに行っておく必要がある。列を離れる際は戻る際に迷わぬよう植え込みなどのランドマークで自分のいた位置を覚えておく。
トイレを終えた後列に一旦戻る。ワンザ有明が開くまではまだ2時間近くある。暗くて小説は読めないし、ゲームボーイアドバンスはSPではないのでバックライト無しで画面が見えない。仕方がないので辺りの写真を撮るためデジカメ・グレイフォックスを持って一旦列を離れる。しかし一枚撮ったところで電池切れ。液晶モニタが電力を食うのだろうか。仕方なくまた列に戻り暗い中手探りで電池を入れ替え。乾電池タイプのデジカメは厚みがあるため携行性は充電タイプに劣るがこういうとき重宝する。
再び撮影に戻る。しかしこのとき撮影した写真は撮り方が悪かったのか真っ暗で何が映ってるのかよくわからない。やたらフラッシュを使って撮影したのが良くなかったのかもしれない。蛇足だがこのレポートでUPした画像のいくつかは暗すぎたので補正が施されてある。次からはもう少し考えなければ。

●06:30
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撮影に失敗したせいでわかりにくいがやや空が明るくなってきた。写真中程には終点の有明駅から新橋へ向かう列車「ゆりかもめ」が映っている。そろそろ「ゆりかもめ」の始発も到着したころだろうか。既にりんかい線の始発も到着しているし臨時バスも動いているはず。人の集まり具合が徐々に加速していく。私はそろそろワンザ有明へと向かう。
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やぐら橋を上って、逆ピラミッドの手前にある広場を通る。
既に広場は人でいっぱい。徹夜組とサークル参加者達だろうか。
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ワンザ有明も人でいっぱい。あと十数分で開館だ。

●07:00
ワンザ有明開館。
昨日と同じようにサブウェイへ。一番乗りでサンドイッチを買い、相席を…と思ったがどこに行っても断られる。仕方がないので柱にもたれて立ち食い。味わう暇もなくさっさと食べきる。その後館内のトイレへ。行列で数分待たされた後用を足しさっさと待機列へ戻る。やぐら橋から西側待機場を撮影する。既に太陽がかなり昇ってきているようだ。
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「日の出です…」
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07:30ごろ。ホントの日の出はもっと前だろうけど、上手い具合に太陽が見れたので撮影。そういえば今日は晦日(みそか)である。今日も含めて後二日で今年は終わりなのだ。そう思うとちょっと感慨深くなる。そしてこの時期にこのイベントに来ると暮れなのだなぁと認識する。
待機列に戻り暇つぶし。そろそろゲームボーイアドバンスの画面も見えてきた。

「雷電!今すぐゲームの電源を切るんだ!」
小説読んだりゲームしたりで08:00ぐらいまで時間をつぶす。そろそろ周囲に人が戻りはじめ雰囲気があわただしくなる。私もゲームの電源を切り、携帯シートなどをカバンに戻し、自作の攻略予定表とマップを取り出して外周に並ぶ三つの大手サークルの名前と位置を確認。ふくらはぎに「素肌に貼れるカイロ」を貼る。
08:30ぐらいから移動が始まる。しかしなぜかやぐら橋の直前で一旦停止。十数分待った後移動再開。
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やぐら橋を渡りきったところ。そろそろ行列が東館、西館、企業ブースへ分けられる。止まることなく行列が分けられ、私は東館のほうへ入館。

●09:50
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渡り廊下「イゼルローン回廊」の手前辺りで東側への行列が停止。数分待ってコミケ67二日目開催の放送が。沸きあがる拍手。そして行進が始まる。
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「イゼルローン回廊」。もう少しでエスカレーター。

「降下10秒前...スタンバイ
 全て正常。オールグリーン!!
 降下準備...
 カウント5.4.3.2.1...」

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エスカレーター手前。
毎回思うがすごい人ごみのためどこがエスカレーターの乗り場かわからない。人ごみが開いたと思ったらベルトのとこだったということもしばしば。

「鳥になって来い!幸運を祈る!」
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エスカレータでは降りるまで動けないのでなんだかパラシュート降下を連想してしまう。最終日ということもあってか東館には既にかなりの人間が入館していた。
エスカレーターから降りると早速最初に並ぶサークルへ。急ぎ歩きで歩き続けたせいかふくらはぎに貼ったカイロが既に外れてしまっている。貼りなおす暇がないのでそのまま歩き続ける。

「そこはアラスカなのよ。」
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また外に出て並ぶ。寒い。
ちなみにわかりにくいが並んでいる行列は写真左端に並んでいる行列で目指しているのは写真中央の黒い部分。ここが広い出入り口になっていて三つぐらいのサークルがブースを出している。しかし人気サークルというのもあってか行列が長い。
しかし本当にここには長く並んだ。最初に並ぶサークルで40分以上並ぶのは久々である。時間がかかるのは人気サークルという以外にも理由があって、行列が2列で並んでいるというのがある。普通は3列か4列ぐらいで、だいたいその人数ずつブースの前に並び買い物が行われていく。しかしこのサークルは売り子の都合がつかなかったのか、2人ずつ処理していくためなかなか行列が進まず、かつ行列が長くなってしまったのだ。
予想よりも十数分タイムロスをしてなんとか買い物を済ませ次のブースへ急ぐ。ホントは途中で切り上げようかとも思ったがこの時は興奮状態で理性よりも感情のほうが勝っていた。
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次のブース。館内なので一安心。並んでいる行列はまた写真左端の行列。
ちなみにこのブースのサークルは開場直後、一時的に販売制限をすることで有名なサークルで、そのために攻略順を二番手にしておいた。
ところが行列の整理をしているサークルの方に聞いてみると今回は販売制限を設けていないとのこと。これはチト困った。最悪の場合先頭集団に買い占められて買う直前に品切れという状況も予想される。
しかし十数分並んだ後余裕で買えた。幸運だったというべきだろうか。とにかく次の外周サークルへ。ここも館内なので余裕…と思ったら!

「そこはアラスカなのよ。」
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また外かよっ!
説明すると館内にブースのあるサークルでも人気があると行列を外に並ばせることがあるのだ。それはともかく寒い。そろそろ気温が上がってきてもよさそうなものだが。
こちらでも十数分並んで購入成功。

その後東館で人の大波を掻き分けながら攻略表にあるものを買いまくる。
買う予定のものが売り切れてて買えなかったり、チェックしていた作家さんが別のサークル名で別のブースを出していたためそちらへ行くのに手間取ったりと予想外の状況も起こる。それでもなんとか12:10ぐらいには東館のメニューを終える。ところが…

「なぜだかわからないけど、
 そこだけ妨害電波が出ているの。」

携帯に留守電の知らせが入る。再生してみると朝モーニングコールをかけた知人からだった。公衆電話からでなんでも待ち合わせ場所である、もう一人の知人が出しているサークルの場所を忘れてしまったそうなのだ。
しかし会場内は11:00を過ぎた辺りから携帯がかかりにくくなる。一応オリンピックやサッカーW杯などぐらいでしか出張らない携帯の電波中継車も来てるらしいのだがそれでもかからないときはかからない。それで自動的に留守電サービスのほうへつながってしまったらしい。教えてあげたいが如何せん、向こうが携帯を持ってないので知らせることができない。しかし思い当たることがあってとりあえず西館へ向かってメニューを進めることにする。
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東館から西館へ移動中。正午を過ぎるとどこもかしこも人だらけ。
西館でも順調にメニューをこなす。

●今回の西館で見かけた面白かったモノ
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毎回コミケに出てくるレゴやダイヤブロックでいろんなモノを作るサークル。
今回はガンダムやタチコマ(攻殻SAC)などを作ったサークルの作例を撮影。作り方の冊子を売っている所もある。
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西館でのメニューをこなした後再び東館へ。時刻は13:00ごろ。混雑がピークに達するころだ。
携帯へ電話をかけてきた知人との待ち合わせ場所のブースへ赴く。ブースを出しているサークル参加の知人とあって話すと案の定、例の知人から電話があったそうだ。こちらの携帯へはつながったらしい。しばらくしたら来るそうなので、それまで戦利品を確認しに一旦外へ出てベンチに腰掛け戦果を確認。今回はなかなかいい買い物ができた。その後再び館内へ戻り待ち合わせ場所へ。落ち合った後しばし三人で雑談し、サークル参加の知人と別れ、二人で開場を後にする。
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キレイに晴れ渡った冬の空。
今年最後のイベントが終わっったてのもあってかすがすがしい感じ。
会場近くのサイゼリアに入り知人へブツを渡し、食事。その後15:00ごろりんかい線に乗り込み大崎駅で別れる。
私はそこで山手線に乗り換える。ふと、ズボンの中であのふくらはぎに貼って外れたカイロがまだひっかかっていた。ズボンから引き出して駅のゴミ箱へ捨て、山手線へ。16:00ごろ帰宅。
布団に倒れこみ再び今年最後のイベントが終わったと感慨にふける。

「スネーク!まだだぁっ!
 まだ終っちゃいなぁ~い!」


そうそう、レポート書かなきゃ。
デジカメの画像をパソコンへ移しながらおぼろげに考える。
そういや次のコミケは春の「24時間耐久コミケ」というやつじゃなかったっけか?
私の頭の中は既にそのことが気がかりになり始めていた。
参加するかどうかはともかくとして…

I give my life. Not for honor but for it.
In my time, there will be no one else.
Catalog, it's the way I fly to there.
I'm still in a dream, Comic Market.



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by AshikaRecord | 2005-01-03 19:19 | コミケ67冬コミ2004

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